頭の中のふきだまり

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ふたりは同時に親になる 感想

ふたりは同時に親になるという本を読んだので感想を書いてみます。どちらかと父親向けの本で、前半には母親の育児のしんどさがこれでもかと書かれていて、後半はじゃあどうすべきかが書いてみます。これを読めば育児の大変さがよくわかるので全ての父親が読むべき本だと感じました。

子供の面倒を一人で見たことがありますが、ワンオペ育児の不可能さについてはかなり実感できます。状況によってはトイレすら行けないですし、抱っこしてないと泣いてしまう状態では両手がふさがり何もできません。家事が全くできないことも普通にあるわけです。ご飯も食べれずトイレにもいけないかもしれません。このようなことを世の中の父親は理解するべきだと思います。行きたいときにトイレに行ける自由に感謝するべきですね。

後半の対策の部分について、印象的だったことを書きます。一つは、応援ではなく仲間意識という所ですね。手伝うというスタンスは自分はあくまで主な担当じゃないということを意味してしまうので良くないですね。二人の子供なので均等に責任があるはずです。一緒に子育てというプロジェクトを遂行する仲間、戦友と思ったほうがいいなと思います。仕事が忙しくてあまり育児ができなくても、自分にできることを考えて関わろうとする姿勢が大事なのかなと思います。

あとは、業務量を適正に見積もる、無理しないという所ですね。これまでの生活に育児タスクが追加されると、簡単にキャパオーバーを起こします。なので、やるべき家事を見直して、例えば食事はお惣菜に頼るとか、食器洗い機やロボット掃除機、ドラム式洗濯機などを導入するとか、業務の効率化や簡素化を図っていかないと厳しいなと思います。これまでのクオリティの家事が保たれることより最低限の家事が回ることのほうが重要ですよね。

親イメージの共有するということも書かれてました。お互いがお互いに何を望んでいるかというイメージが共有できていないと、認識のズレが生まれだんだんぎくしゃくします。相手に何を望むのか、どれだけ家事・育児ををやってほしいかについて、最初から一致できなくていいから、まずはイメージ共有することが大事だと思いました。

個人的には、育児のしんどさは、女性と男性の考え方が違っていてコミュニケーションがうまくいかないことも、大きな要因なんじゃないかと思います。共感できなくても相手の意見を受け入れあい、うまく折り合っていくことが大事だと思いますね。