頭の中のふきだまり

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3000万語の格差 感想

3000万語の格差という本についてざっと読んだので、ざっくり内容をまとめます。内容としては、生後3年での吸収する言葉の数によって、その後の成長、学力がある程度決まりますよーという感じでした。

頭から読むには結構気合がいる本で、この本にたどり着き、さらに内容を理解して実行できる人は、教育熱心なだけでなくかなりリテラシーレベルが高い人でもあると思うので、こういう内容が知ってるかどうかで格差は広がっていくよなと感じましたね。

というわけで、読みながらメモってたことを列挙していきます。自分の見返す用でもあります。

 

研究の内容

・生後3年での吸収する言葉の数によって、その後の成長、学力がある程度きまる

・脳は機能が未完成のまま生まれてきて、生後3年間で必要な機能のみ成長する。そのため生後3年間で言語という栄養が十分に得られないと、言語に関係する機能が不必要なものとされて成長しなくなる

・肯定的な言葉をかけられる環境も大事

 本人の思い込みも大事、できないと思い込んでると能力が伸びない

・グリット、失敗しても諦めない姿勢が能力を伸ばすには重要でそのためには、結果を褒めるのではなく、がんばったねなど、過程を褒めるのが大事

・結局、親の話し言葉は、知性、粘り強さ、精神的安定、自己制御(理性)、善悪の判断に影響を与える。脳の発達は社会的なやりとりで育まれるため、テレビだけでは脳は発達していかない。

 

3つのTについて

・tune in

子供の興味に注意をむけること。日々子供を観察することが大事。子供は自分の興味のあることから学習していく。興味のないことでは学習効率が低い。

talk more

子供に対してたくさん話すこと。こどもの話を膨らませるように話すのがコツ。自分の行動を説明するようにすると良さそう。おむつ替えるよーなど。また、指示語をできるだけ使わないことも大切。子供はあれ、これではその中身が理解できない。

・take turns

子供と会話をすること。子供の返答を先取りして話すのではなく、子供の返答を待つことが大事。また、イエス、ノーで答えられるような質問や、これは何?みたいな質問は知ってることを思い出すのを促すだけなので語彙を育てるには向かない。それより、なんでそうおもったの?とか、どうやって?や、どうする?など答えが決まっていない質問をすることで思考することを促すことができる。

・4つ目のT

turn offのこと。テレビやスマホなどのデジタル機器の電源をオフすること。デジタル機器が親のtune inを妨げる。

 

なんか子供の意識に注意を向けて尊重するところはモンテッソーリ教育と近いところがあるんだろうかと感じました。モンテッソーリ教育についても近々本読もうかなと思います。