頭の中のふきだまり

考えたこと感じたことを綴るブログ

立ち会い出産で男ができることはない、こともないと思う

子供が生まれたのですが、その際立ち会い出産しました。その際感じたことを書きます。

出産にあたってコウノドリで知識を蓄えていたのですが、登場人物の中に、立ち会い出産で男ができることはない、それでも価値があるから行って来いと言う上司がいました。それはそうという側面もあるのですが、全くできることがないかというとそうでもないと感じました。

 

・旦那がやるべきこと

①体をさすったりお尻を押したりしてみる

これは正直うまくできないと思います。陣痛の痛みを和らげるために、背中をさすったり、おしりを押したりするのですが、立ち会う男性は素人なので、どんな感じで押したらいいかわかりません。奥さんに聞いても答える余裕もないこともあります。ぶっちゃけ心配がから回る可能性大なので、押すとかえって痛いとか言われると思います。そう言われてもへそを曲げず、助産師さんにやり方を聞いたり、助産師さんに押してもらうのが一番いいです。④でも書きますが、出産は助産師さんがどれだけ面倒見てくれるかでスムーズに行くかどうか変わってきます。助産師さんに積極的にやり方や状況を聞くことが大切です。

 

②呼吸を促す

出産は呼吸がめちゃくちゃ大事です。お産が進むには、陣痛間隔が短くなり子宮口が開いていかなきゃいけないのですが、そのためにはリラックスしている必要があります。めちゃくちゃ痛いのに、リラックスしている状態でないとお産が進まず、苦しい時間だけが過ぎていきます。ここでお産を進めるためにいきみのがしの呼吸が大事になってきます。この呼吸の仕方は助産師さんに教えてもらうのがいいのですが、旦那さんも一緒に呼吸をしてあげて、いきみのがしの呼吸を促してあげるといいと思います。

 

③水分補給させてあげる

長時間のお産では体力が大切です。ですが、陣痛がやばいと水分補給も自分ではままならなくなっていきます。そんなときは水分補給を手伝って上げてください。

 

④やばいときにはナースコール

上でも少し書きましたが、助産師さんがいないとお産は進みません。自分たちだけでは、いきみを逃す呼吸の方法もわからないし、痛みを逃すおしりの押し方もわからない、今お産がどういう状況なのかもわからないわけです。

ただ、助産師さんはずっとつきっきりじゃない場合も多いと思います。たぶんなにもアピールしなかったら放っておかれます。

正直、痛くてどうしようもなかったら、ためらいなくナースコールで助産師さんを呼ぶべきです。しんどいですと言ってもいいですし、今陣痛間隔が短くなっていないようでお産が進んでいないようなのですが、確認してもらえますかとか助産師さんにアピールして助けてもらうことがめちゃくちゃ大事です。

 

⑤精神的に支える

1番大事なことですね。痛みは代わることはできません。おそらく奥さんは痛みで心が折れそうになります。そんな中、助産師さんを呼んだり励ましたりして、奥さんの精神を支えることが何より大事です。

 

・出産前に理解すべきこと

出産の流れというかメカニズムを理解することで、助産師さんへのアピールの仕方や自分の動き方が変わると思うのでこれは理解するべきです。

上でも少し書きましたが、出産が進むにつれて、陣痛間隔が短くなり子宮口が空いていきます。大体陣痛間隔が1分程度になると子宮口が全開になりいつでも産める状態になります。

ただここまでたどり着くのに、母体がリラックス状態にある必要があります。陣痛促進剤の成分はオキシトシンなのですが、これはリラックスしたときに分泌される成分です。

ただ陣痛のものすごい痛みが襲ってくるので、妊婦はめちゃくちゃいきんでしまい、リラックスできなくなっちゃうわけですね。ここでお産を進めるために呼吸が大事になってくるわけですね。

なので、今陣痛間隔が何分なのかはずっと把握していて、今お産がちゃんと進んでいるのか、進んでいないなら、助産師にお産を促してもらったり、場合によっては陣痛促進剤を打ってもらう必要があるので、お産状態の把握というところが大事です。そのためには、お産の流れ、どうすればゴールに近づくのかを理解しておく必要がありますね。