頭の中のふきだまり

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ロシアとウクライナの戦争の話

ウクライナが大変なことになってますね。この戦争は正直ロシアにメリットがあるように思えなくてなんのために人が死んでるのかと虚しくなります。もちろんメリットがあれば戦争していいわけじゃないのですが。。

ロシアが攻め込んだ理由はNATOがロシア側に接近してくるのを嫌がったためと考えられますが、現状ロシアは全世界を敵に回しており、戦争に勝ったとしてもメリットよりデメリットのほうが大きくなってしまうだろうと思われます。プーチンさんの思惑では、あっさりウクライナが降参して、批判はうけるものの大事にはならないことを予想したのかもしれませんが、ウクライナの抵抗によりその思惑も破綻していて、ゼレンスキー大統領を支持する国が大半なのではという状況ですよね。ロシアは当初は国内の資源が豊富だから経済制裁はあまり効果ないなんて言われてましたが、今やルーブルが暴落し世界中の企業が撤退し、カードも使えない状況で世界からの嫌われものになってしまいました。暴力で相手をコントロールしようとするのは、前時代的なやり方で大半の国が嫌悪感を持っているということでしょうね。

ただここまで民間人に被害が出てしまっていて、ゼレンスキーさんの徹底交戦するという決断については、すぐ降伏すれば人が死なずに済んだのにと思う人もいるかもしれません。個人的には、すぐ降伏してしまったら、ロシアの暴力に訴えるやり方が有効であると認めてしまうので、今後も同じことが起きてしまうかもしれないし、中国も同様な手段を取るかもしれないなと思います。武力で言うことを聞かせる手段はデメリットが大きいと証明することで、今後の戦争の抑止につながるのではと思うので、今回のゼレンスキーさんの決断は支持できると個人的には思います。降伏したとして、奴隷のように扱われるかもしれないし、中国の人権問題みたいに民族を根絶やしにするような政策が裏で取られたりするかもしれないですしね。

ただ、日本も他人事じゃないから、攻め込まれないように核武装するべきみたいな意見はぶっ飛んでるなあと嫌になります。核を拡大していくことは、今後の世界平和にとってマイナスでしかないですし、日本が核を持つみたいな世界線って、もやは世界中の国々が核を持ってるような世界線だと思います。そうなると、核を打ち合ってしまうリスクが増えますよね。核の拡大は第三次世界大戦、そして、人類の滅亡への第一歩だと思います。世界で唯一の被爆国として、核を拡大させない姿勢は日本人として捨てたくないのが個人的意見です。

田中角栄が、戦争を知らない世代が指導者になると危ないと言ったらしいですが、核についてよく知らない世代も増えてると思います。抑止力として必要と思う人もいるかもしれないですが、そもそも使っちゃいけないものは拡大させるべきじゃないと思います。核の悲惨さ、戦争の悲惨さを知らない世代が指導者になったとき、また戦争が繰り返される世界が訪れるような気がして、それを防ぐためには、戦争や核兵器について自分たちが上の世代から教わったことを下の世代にもしっかりと伝えていくことか大切なんだと思います。ロシアの世論が戦争を許さなければ、今回のようなことにはなってないでしょうしね。