頭の中のふきだまり

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終末のハーレムの設定について

終末のハーレムのアニメを2話まで見たのですが、そもそも設定に疑問が多かったのでまとめます。ハーレム設定のための世界観というのは分かってるのですが、あんまり腑に落ちなかったので書き残しておきます。

 

■そもそも設定が分かりづらい

世界観の設定についてまとめると、

普通の人の人工授精だと、生まれた赤子が女児なら生き延び、男児なら数日で死んだ。

MKウイルスの抵抗力を持った人の人工授精も試みたが理由は分からないが胚形成ができなかった。

MKウイルスの抵抗力を持った人のセックスなら妊娠できた。

ってことでいいんでしょうか。

主人公が望まないセックスを強いられるというテーマの根幹となる設定なわけだからもう少し分かりやすく説明してほしかったですね。

まず、人工授精で胚形成の有無は確認できないと思うから、体外受精したんだと思うんだけど、人工授精と体外受精の意味って全く違うから混同してるっぽい表記はアカンと思います。生殖がテーマなわけだからそこでの表記はなあなあにしちゃだめだと思うんですよね。

あと、体外受精で胚形成しないってことはそもそも授精しなかったのか、胚形成するまで育たなかったのかとかも気になります。

個人的には体外受精はセックスより確率上がると言う感覚なので、体外がだめでセックスならできるっていう設定があまり腑に落ちなかったです。専門家的にこういう現象があり得るのか気になってしまいます。授精して卵が成長する過程に対して、セックスの有無がなんらかの影響を与えるとは科学的には考えづらいと感じてしまいます。まあ生命のできる過程はすべて解明されてるわけじゃないし、科学が万能であるわけでもないから、そこは設定として受け入れるしかないのかな。

あと、技術が失われているみたいなことも言ってましたが、人工知能が発達して仕事が不要な世界なら、技術が失われることもないのではって思います。そんな世界だったら基本的には自動化されてそうだし、技術が属人化することもなさそうだなと思います。

ハーレムにするための設定でありご都合的な部分があることは理解しているのですが、なんか腑に落ちなくて、そういうのもあって最近アニメを楽しめなくなってるのかなと思います。ただ、SF系の作品において設定に納得感があるかは重要だと思います。もしかしたらこういうことが起きるかもしれないって思えると作品へ入り込みやすくなると思いますし。

そんな愚痴でした。ピッコマで少し読めるみたいなので、ちょっと読んでみようかな。