頭の中のふきだまり

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小説 マスカレードホテル 感想

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小説の方のマスカレードホテルを読んだので感想書きます。東野圭吾さんの作品で、映画化もされてますね。映画化しやすいような舞台設定のわかりやすさもありつつ、しっかりとした推理小説で読んでて非常に面白かったです。流石東野圭吾って感じでしたね。以下ネタバレありです。

 

メイン2人の関係

物語の展開としては、各お客さんが隠し持つ謎を一つづつ解いてく感じで、展開だけ見ると途中までは短編集みたいな感じでした。メインの2人がお客さんに対処していくうちに、最初の出会いでは犬猿の仲みたいな間柄だった2人にだんだん信頼感が出てくるところが好きでした。ラストは恋愛匂わせエンドって感じでしたが、続編があるみたいなのでそっちも気になる終わり方でした。

 

推理小説として

同一犯と思いきや、グループ犯行だったり、おばあさんキャラが実は犯人だったり、意外性があるところが多くて面白かったですね。一度出てきた人が犯人なのは推理小説としては当たり前ですが、おばあさんを演じてたというトリックはずるい気がします。キャラ演じられるという設定があれば割となんでもありな気がしますよね。

また、犯人は、最初登場した時も手袋をしてるなど不審なところが多い人物でしたが、一度盲人であると言う嘘が暴かれたところで疑いが晴れた気がして、読者の犯人候補から外れるような効果があったと思いますね。小さな嘘を暴くことで大きな嘘を隠すというやり方は騙されやすいやり口な気がします。

 

映画化しやすさ

東野圭吾さんの作品には、映画化するわーこれって作品とこれは映画になりにくいかもって作品があると思いますが、本作は圧倒的に前者でした。映画化した後に書くと後出しジャンケンみたいですが、読んだ後は映画化も納得な感じでしたね。

この作品はほとんどの舞台がホテル内となるのですが、高級ホテルという舞台が思い浮かべやすいんですよね。読んでいると、明確にシーンを思い浮かべることができるので、サクサク読めますしわかりやすくて読みやすい作品な気がしました。映像が思い浮かんでわかりやすさがあるというところに、映画化との親和性の高さを感じましたね。原作を読んだ後ですが、映画の方も見てみたい気がします。

 

続編も出ているようなので、とても気になります。東野圭吾さんは面白いシリーズがどんどん出てきて、本当に筆が早いし面白いしで、天才なんだろうなって思いますね。最近小説はあまり読んでなかったので、手を出していきたいです。