だいぶ前ですがfateの最終章を見たので感想に残します。
とにかく怒涛の展開で息つく間もなくラストまで行った感じがしました。ラストにふさわしい盛り上がりで、最終章が見てて一番面白かったです。まさに期待通りというか期待以上でしたね。
バーサーカーvs士郎戦
最初にイリヤが桜に連れ去られて、そのイリヤを取り戻しにいく流れとなるわけですが、そこでのバーサーカー戦はついてこれるか、、、という例のアレに言及したいですね。ぶっちゃけネタみたいになってる面もあって、fateの中でも有名な厨二的なシーンな訳です。演出がダサくなると途端に寒々しくなってしまいそうですが、エミヤの曲と演出により超絶カッコよいシーンになってました。
1人の女の子を助けるために自分をも犠牲にする覚悟をして、UBWとは違う道を歩んでいくため、士郎とアーチャーの関係を変わってきているというか、アーチャーの背中を追う道ではなく、違う道を自分の覚悟で進んでいくみたいな感じがしました。
黒化したバーサーカーが最後にイリヤを思い出すシーンもあって、バーサーカーって実はイリヤ想いでいいやつだよなーとか、最後の最後で自分を取り戻せてよかったねって感じがしました。
セイバーオルタvsライダー戦
映画のHFはド派手で迫力満点な戦闘描写が1番の見せ所だと思いますが、今回のセイバーオルタvsライダー戦は、なんというかこれまでの戦闘描写の中で1番凄かったように感じました。セイバーオルタの破壊力がまじまじと伝わってきますし、ライダーのスピード感もすごかったですし、本当にトップクラスの英霊同士の闘いって感じがして、ufotable流石やなあって感じました。桜がマスターになるとライダーこんなに強かったのかよまじかって感じて、圧倒されましたね。戦闘以外でも、士郎が助けに入らないのは信頼されているからだと、ライダーがセイバーに自慢して、セイバーがややイラッとするシーンもなかなか好きでした。
エクスカリバーをローアイアスで相殺して、ベルルフォーンで倒すわけですが、最後にセイバーが自我を取り戻すところとかそれでも士郎がトドメを刺すところとかも良かったです。HFの士郎は桜以外は自分でさえ切り捨てる姿勢があって、強い信念があるところが好きです。
終わり方
終わり方は予想してた通り、Trueエンドと同じ終わり方でしたね。死にかけた士郎が、イリヤにより第3魔法ヘブンズフィールで魂を物質化してもらい、その魂を人形に入れてもらうことで生き返るという内容でした。ぶっちゃけ人を何人も殺した桜が助かる内容になっていて、HFは賛否のある内容ですよね。映画では完全ハッピーエンドって感じではなく、桜が助かったけど桜の罪は消えないし、士郎と生きながら罪を償っていくみたいなちょっとビターな余韻が、エンディングの春はゆくで表されてる気がして、エンディング見ながらエモい気持ちがしみじみと胸に染み渡る感じがしました。桜の時期ではなかったけど、ようやくみんなで桜を見るエンディングに辿り着けたという達成感というか感慨深い感じがしましたね。
fate HFプロジェクトが発表されてから、これを見届けることが生きがいみたいになっていたので、終わったことが寂しくも感じます。三部作を期待以上のクオリティで作り切った制作の方々には感謝しかないですね。stay night関連の映像化はこれにて終了しそうで、fate関連の今後はfgoが担うことになりそうなのでしょうか。fateは一番好きなコンテンツなので今後も追いかけていきたいです。