頭の中のふきだまり

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青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 感想

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前に見た青ブタの映画がすごい好きだったので感想を書きます。見てから1ヶ月以上経ってしまったので、薄まった感想になりますが、めっちゃ泣いたことは覚えてます。ネタバレありです。

 

キャラの気持ちの強さ

泣き所が非常にある作品で、割と重い感じなので、軽い気持ちではあんま見れないような作品だと思います。それぞれのキャラがする決断の重さが心にズシンとくる感じがします。

咲太が最初にする、自分の命と引き換えに翔子ちゃんの命を救おうとする決断が重いですよね。麻衣さんに泣きつかれても、自分の命を引き換えにして翔子ちゃんを救おうとしてしまうのは咲太らしいです。こういうところは化物語アララギ君に似てますね。

麻衣さんはそんな咲太のことがわかっていて、泣きながら咲太を説得しようとするシーンはすごい泣けました。そして、そんな説得では咲太がする決断は変わらないことも麻衣さんはわかっていて、自分の命をかけて咲太を救った麻衣さんの決断に、咲太への想いの強さが出ていたと思います。ほんとに麻衣さんはいい女って感じです。咲太を理解しきってるところとかは戦場ヶ原さんに似てますよね。

また、翔子さんも咲太を救うために動いていて、この作品はみんな自分じゃなくて大切な人のために動いていて、その気持ちの強さをひしひしと感じますね。

個人的には、咲太の最終的な決断のところが一番泣けましたね。麻衣さんを選ぶことは翔子ちゃんを選ばないことであって、何かを選ぶということは何かを選ばないということというシンプルなテーマが胸に刺さります。どちらも救いたいけど、翔子ちゃんを救った世界の結末が分かっていて、最終的に泣きながら麻衣さんを選ぶ咲太の辛さがすごい分かってめっちゃ泣きました。ご都合感で2人とも救うようなシナリオにせず、痛みを受け入れてしっかり選ぶというシナリオはすごい好みです。

 

タイムスリップの話

今回の舞台装置的なポイントは翔子さんがタイムスリップしてきてるってとこでしたが、超ひも理論が出てきてたので、タイムスリップ関係ありそうな予感はしてました。一度麻衣さんを失くしてから、過去に戻って麻衣さんを救うという展開はタイムスリップもので使い古された手法ですが、やっぱりこういうの好きです。

タイムスリップしてから誰にも見つけてもらえない咲太の焦りは、こちらもハラハラしましたし、そこで朋絵に見つけてもらった時は咲太の安堵感が伝わってきましたね。

 

優しいラスト

最後は翔子ちゃんが救われた世界となり、翔子ちゃんと再会するというラストでしたが、これもすごい良かったなあと思います。結局救われるのかとも思いましたが、優しい終わり方でやっぱり好きです。見てて辛いシーンの多い作品で精神的負荷が高めでしたが、最後の翔子ちゃんの笑顔のシーンで全てが報われたというか良かったなあ、、、ってなりました。

 

すごく好きな作品でした。それだけに感想を書くのが難しくて、うまくまとまりませんでした。やっぱり感想は鮮度が大事ですね。というわけでこないだ見た天気の子はすぐ書きたいと思ってます。