頭の中のふきだまり

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ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 6巻感想

 

今回の綾小路は静観がテーマということで、綾小路に大きな動きはないのですが、他のキャラには成長が見えたりしました。また、今後の展開への伏線も多い回でしたね。

 

・綾小路について

今回綾小路がしたことは静観ということで、坂柳を封じる行動をしただけでした。ただ今後の伏線は多くあって、クラスを離れる伏線と軽井沢さんと別れる伏線は強くなったと思います。

クラス移動については、すぐに手に入る額のポイントじゃないし、どうやって実行するのかがキーですね。あとはどこに移動するのかというところ。一之瀬クラスに移動して一之瀬を救う説もありますが、堀北に対する最強の敵として動くなら戦力的には坂柳クラスが適切なのかとも思います。坂柳が綾小路のことを一番理解しているし自然な流れかなと思います。しかし、一之瀬はだいぶ影薄れましたね。メタ読みすると、このままだと一之瀬クラスが物語に関わることができないので、戦力均等化のために綾小路が一之瀬クラスに移動するとも読めますがどうなんでしょうか。2年生の最後に移動すると予想してるのですが、最後まで4クラスに可能性がある形で進めるのか、脱落させていくのか展開次第ですね。

また、軽井沢さんと別れる伏線ですが、付き合ったときからあった伏線でそれがより強まった形ですね。ほぼ確定でしょう。坂柳との特別授業は一緒に布団に入っただけだと思いますが、そこで撮った写真を何らかの形で軽井沢さんに見せて話を展開させていくのかなと思ってます。しかし、軽井沢さんが幸せそうにしているのが読んでて辛いですね。軽井沢さんを誰かに依存しなくてもいい人間に成長させようとしているとポジティブに解釈しています。

今回の静観というテーマについても、自分が居なくても大丈夫か確認するという目的だったと思うので、平田や堀北についても成長させるために手出ししないという形を取っているのだと思います。

 

・櫛田について

堀北のこれで終わって自分に負けたままでいいのかよという煽りみたいな説得によって割とあっさり復帰したなという印象でした。結局単純なので煽られると動いてくれるし案外扱いやすいのかもしれないですね。そのせいで天沢とかに利用されてますしね。個人的には嫌いなキャラだったので、前回で脱落しとけよって思ってますが、愛里と比べて実力があるのは確かなので、クラスリーダーとして堀北の決断は間違ってはいないのかなと思います。その過程でクラスのみんなの信頼を失うようなことをしたのはマイナスでしたけどね。これで櫛田問題は解決したと思っていいんですかね。綾小路との金銭契約はどうなったのかも気になってるところですね。

 

・堀北と須藤の成長

今回は堀北の成長が示された回でした。龍園との交渉では一年前ボロカスにされた龍園と対等に渡り合えており成長したなあと思いますね。体育祭も綾小路抜きで一位を取れてますしクラスリーダーとして信頼を失ってはいるものの、実力をつけてきていると感じます。

また、今回は須藤の成長も見られました。小野寺によって導かれることで、いい影響をもらい精神的にかなり成長しましたね。須藤が弱点を克服することで体力面ではこのクラスのエースに近づいたと思います。あと、一年の宝泉は当初強キャラでしたけど、噛ませ犬ポジションを確立しつつありますね。なんかダサくみえてきました。

 

・波瑠加の復讐はもちこし

前回の決断による問題については、波瑠加の件だけ解決しませんでしたね。今回、掘北は自分の決断は間違っていないと言っていましたが、クラス内に復讐者を作ってしまったことはかなり大きなマイナスだと思いますし、その復讐の内容次第では前回の決断の良し悪しは判断できないと思います。最悪、復讐で退学させられるかもしれないですしね。また、いろんな作戦はクラスが一枚岩でないとできないことも多いです。次回、波瑠加が裏切るけど、愛里が最後のポイントでの買ったものが影響して改心するみたいな展開になりそうな気がします。

 

・その他

その他の展開だと、佐藤さんが天沢にそそのかされて裏切りフラグがたってたり、天沢が綾小路の部屋を訪ねてきていてどうやら軽井沢さんとやってそうだったり、南雲会長が綾小路から全く相手にされてなくて小物感あったり、一之瀬が南雲会長ntrルートに入りそうだったりと色々とありましたね。

 

今回はほぼほぼ話し合いで話が進んでいましたがそれでも面白いのは流石だなと思いました。次回は文化祭ですかね。波瑠加や佐藤さんの裏切り展開も気になります。