頭の中のふきだまり

考えたこと感じたことを綴るブログ

大学受験のノウハウについて

大学受験は私にとって10年以上前のことなので、正直時代も変わっています。私が受けたときはセンター試験でしたし、これからプログラミングなんかも試験に入ってくるでしょう。

ただ、私の人生の中で一番頑張って、一番正しく努力ができて、一番成果がでて、一番成功体験であることが受験だったので、あえて今10年以上経っていますが書いてみようかなと思います。

なお、流石にどの参考書がいいか、みたいな情報は古すぎるので注意です。気をつけてたことなんかをメモとして残したいと思います。

 

・基本的な考え方

まずはじめに言いたいのは、闇雲な努力は成果につながらないということです。どういう努力をすればいいのか、努力の方向性を考えずに、闇雲に徹夜を続けて頑張っても成果は出ません。

FPSもひたすら何も考えずやってても、プレイ時間と力量は完全に比例しないと思います。基礎練習が必要ですし努力の方向を定める必要があります。スポーツもそうだと思います。自分に何が足りないのか、どこを伸ばすべきなのか考えずに闇雲に努力しても結果につながらないんじゃないかなと思います。

じゃあ、受験ではどうするべきかということですが、努力の方向性を決めるためにはまず目標を決める必要があります。受験での目標は全科目100点を取ることではありません。総得点で合格点を超えることです。そしてそのためには、基礎問題を間違いなく100%解けるようになれば、総得点で合格点を超えることはできます。明らかな難問を解けるようになる必要はないのです。

問題の種類の中には、基礎の組み合わせで解けるものと、明らかに難しいアイデアが必要なものがあります。前者だけできれば、大学にもよりますが、基本的には合格します。

じゃあ、そのためには努力の方向性をどうしたらいいか、それは参考書、問題集を絞り、何度も何度も繰り返すことです。知識の習得には問題集を解くという行為が必要ですが、一つの問題集を一周したところで、余程の天才出ない限り、内容は身につきません。一周して間違えたところを記録しておき、二週目は間違えたところだけやる。というのを間違えたところがなくなるまでやります。一周目はめちゃめちゃ間違えてるよやばいよって思いますが、3.4周すれば内容が身につきます。ぽんぽん問題集を変えてやっていても少しはできるようになりますが、何が不得意なのかがわからず完全に身につかない結果になると思います。目的は基礎を100%身につけることなので、できない問題をできるようになっていく必要があるわけですね。

ただし注意事項として、参考書、問題集は厳選する必要があります。ネットでいいって書いてあるからポチるのは良くないと思います。自分で実際に読んでみて、解説が理解できないと、誰かの解説が必要になってきます。それでは非効率なわけですね。なので読んで解説が理解できるもの、納得できていいと思えたもの、好きだと思えたものを買うべきです。

また一冊問題集を完璧にやり終えると、間違いなく自信がつきます。この一冊どの問題も解ける訳だから大丈夫と思えるわけです。

 

じゃあ、ひたすら自分が決めた問題集を解きまくればいいのかというと、まだ、それでは闇雲な努力だと思います。受験では自分の受ける科目が決まっています。言い換えるとやるべきタスクの総量が決まってるわけですね。その総量を可視化して、一日分のやるべきことまで落とし込んで時間割を作る必要があります。

具体的には、いつまでにこの問題集を何周したいか、するべきかから逆算し、一週目はいつまでにやるか、であるならば、今日はこの問題集を何ページまでやるみたいな形で、各科目ごとにスケジュールを自分で決めるわけです。サラリーマンだったらマイルストーンから逆算して予定を立てろと言われると思いますがそれと一緒です。

そんな形で各科目ごとに進捗管理しながら進めていきます。仕事のプロジェクトと同じだと思います。そうして各教科一冊の問題集を極めることができればかなり実力がついた状態になっているはずです。

 

・各教科の細かい話

基本的な考え方はそんな感じなのですが、各教科毎に色々とポイントはあります。

英語については、単語、文法を覚えるための単語帳は例文がしっかり載ってるやつがいいと思ってます。自分がやってたのはDuoというやつで、英文メインの単語帳になってることが特徴です。単語単体で覚えても使い方とか分からなかったりするので、どういう文脈で使うのか覚えることが重要です。DuoはCDもついていたので、単語を覚えながらリスニングの勉強もできていましたね。また、リスニングを鍛えるためにはディクテーションがいいと思います。ディクテーションは聞こえてきた文をワンテンポ遅れて発音し続けるという練習です。なんどもやってるとできるようになってきて、英文が理解できるようになると思います。

国語は、古文漢文は英語と同じで、単語、構文を覚えることが大事で、勉強はしやすいのですが、現代文は勉強するのが難しいと思います。覚えれば点を取れる科目ではないので、かなり異色な分類だと思います。正直、これまでにどれだけ本を読んだかというところが読解力に関わる気がするので、一朝一夕でできるようになる科目ではないと思いますが、とにかく作者が言いたいことはなにかを考えるようにすることが大事なのかなと思います。実家で新聞を取ってたので、新聞の社説を読んで、要旨はなにかを考えるトレーニングはしてましたね。

数学は、普通の問題集に加えて、計算の正確性とスピードをあげるトレーニングをしてました。数学の計算革命というやつをやることで、かなり計算力がつきました。計算が早くなることで、試験時間で考える時間を増やすことができます。特にセンター試験はじっくり考える時間はあまりないので、センター試験で結果を残すためには、計算力が重要だと思ってます。

私は理系で、理科では物理と化学をとってましたが、この2教科はわりと得意分野でした。ただ、特別な努力はしてなかったなと思います、好きな教科であったこともあるのですが、シンプルに問題集を極めることでできるようになった気がします。

 

・その他気をつけたこと

他に気をつけたこととしては、試験前は試験日と同じ時間に起きて、試験日と同じように過去問演習をすることでした。本番は練習のように、練習は本番のようにやることで、本番であがったりすることが防げるんじゃないかと思って、練習でも本番と同じ時間割でやるということを、試験が近づいてきた時期はやってましたね。

 

結構長くなったのですが、覚えてることを書きました。10年前なので役立たないこともあるかもですが、割と今でも通用することはあるんじゃないかと思ってます。変化が激しい時代なので細かいポイントは変わっていくと思いますが、それでも肝になることって早々変わらないんじゃないかなと思ってます。