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ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 7巻 感想

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 7巻

 

ようじつ2年生編7巻を読んだので感想を書きます。なかなかうまく盛りだくさんな内容で今回もいつも通り面白かったですね。

 

・一之瀬クラス

一之瀬クラスはいつの間にかDまで落ちてたんですね。突出した人材もいないので上がり目はなさそうです。なので、テコ入れというか神崎と姫野がクラスメンバーの意識を変えようとしていてこれから変わっていくのでしょうか。今回の話を見る限り、綾小路が一之瀬クラスに移ることはなさそうな気がします。

しかし、一之瀬クラスは茹でガエル理論みたいな感じですね。カエルは、入っている水の温度がゆっくり上がっていくと温度上昇に気付かず逃げることなく死んでしまうという比喩が茹でガエル理論といいます。ちなみに実際にはカエルは普通に温度があがると逃げ出すらしいので、科学的には間違った比喩なのですが、環境がゆっくり悪くなっていることに気づけず、気づいたときには手遅れだったということは、経営でよく言われることらしいです。

現状ではだめだと誰かが言い出して風土を変えてくしかないですね。ここらへんは読んでて、会社の風土とかもそうだよなと思いました。

このままだとDクラスは敵にすらならなくて、一之瀬がストーリーから脱落してる感じですよね。実際、2年生編になってから一之瀬の描写はかなり減ってると思いますし、一之瀬は結構好きなキャラなので、ここから堀北のように成長してストーリーに関わってくるようになってほしいです。

 

・軽井沢との関係

軽井沢さんとはどうやら性的な関係を持ってそうです。文化祭デートの様子も描かれて幸せそうな軽井沢さんですが、綾小路は南雲とのやり取りの中で、消えてくれれば処分が楽だみたいなことを言ってるので、いずれ捨てられるのは時間の問題な気がします。

軽井沢さんのトラウマを払拭させて一人で生きていけるようにしてあげることが目的だったのだと思いますが、これから捨てられる軽井沢さんがその辛さから立ち直れるのか可愛そうって思います。

 

・波瑠加問題の解決

愛里の退学の後、クラスの未解決問題として残っていた波璃加問題ですが、今回きれいに解決されたと思います。今回櫛田が持ち前のコミュ力でかなり活躍したことや、愛里が前を向いて成長し始めたことで、読んでる方もまあ納得できる展開になったかと思います。綾小路に上手く言いくるめられる展開が多くて、ややご都合展開感もありますが、5巻読んだ後にこれどうやって事後処理するんだとやきもきしましたが、6巻で櫛田を、7巻で波璃加をうまく説得していて、さすが衣笠先生だなって思いましたね。Bクラスはクラスの問題もなくなってきていて、かなり強くなってきたと思います。ある意味では描く部分がDクラスになくなってきているという面もあるので、やはり何らかの方法で2年生の最後に綾小路は別クラスに移りそうな気がします。

 

茶柱先生の活躍

茶柱先生をメイドとして使う展開は読んでて面白かったですね。茶柱先生をあんな形で使えるのはドSな綾小路だけでしょうね。そのおかげで売上一位になり、今回もさすが綾小路って感じでした。龍園クラスとの対立も、マッチポンプというか、あえて演出することで注目を集めるという作戦でなるほどって感じでした。

 

・八神の脱落

そして今回一番大きかったことは、八神が脱落したことですね。八神はそもそも綾小路と同じ舞台で戦えるだけの実力はなく、かませ犬にすらならない哀れなやつでしたが、綾小路以外に火遊びしすぎたことは敗因でしたね。まあ普通に戦っていても相手にはなってなかったと思いますが。

今回の真相は、八神が、一年生の中で退学者を出したことで恨みを買い、椿たちの背後にいるやつから、佐藤さんを通じて八神のことを綾小路にリークさせたことが発端でした。そして、八神のことを知った綾小路が、龍園たちに八神のことを知らせ、ラブレターの罠を八神に張ることでおびき寄せたということだったと思います。

つまり、一年生で退学者をだしていなければ、無人島試験で暴行してなければ、ラブレターを見ていなければ、こうなってなかったわけで、完全に無駄な火遊びによる自滅だったわけですね。

八神はこれまでの敵、龍園や坂柳などと比べると格段に小物臭がしたので、これで終わってくれて嬉しいですね。

逆に、天沢は綾小路にあっさり負けてキャラとして味が出てきたので、これで天沢も退学になったら寂しい感じがします。天沢自体は退学になることはしてない気がしますが、八神と揃って退学になっちゃうんですかね。ここらへんは次の巻が気になります。

また、一年生のなかで、椿たちの背後にいる人物の存在も気になります。綾小路に題しててきいはなさそうなので對立することはなさそうですが、正体を隠していますし、かなりの実力者な感じがします。

 

・南雲とのやりとり

そして、南雲とはついに戦うことになりそうですね。今回は南雲との協力体制でしたが、今後戦うために、綾小路が協力してもらうことを条件にしたのだと思います。どういう内容で戦うのかはわかりませんが、2年生編の山場的内容になりそうです。南雲も割と小物感あるので綾小路の相手と頑張って欲しいですね。

 

そんな感じでよう実2年生編7巻の感想でした。Bクラスの問題や、ホワイトルームの刺客の問題が一通り解決して物語が大きく動いた回でした。そこそこ伏線回収されたので、次回の内容がどうなるかは詠めませんが今後もめっちゃ期待してます。アニメの二期もありますし、よう実がらもっと盛り上がると嬉しいですね。アニメはあまり期待せずにみたいと思いますが。