頭の中のふきだまり

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ロストジャッジメント 感想

元々キムタクを操作できるとか面白そうと思ってやった前作でしたが、ストーリーがかなりしっかりしてて面白く、かなり良作だったので、続編がでたら絶対やりたいと思ってました。

今作のテーマは、法で裁けない悪をどう裁くのかということだったと思いますが、ただの痴漢事件と、過去のいじめ、そして殺人事件の関係が徐々にわかってくる展開は前作同様面白かったですね。また、ユースドラマはかなりボリュームがあって、途中だるくもなりましたが、色んな話があって面白かったですね。

めちゃくちゃネタバレ有りです。

 

・本編感想

話の概要をまとめると、痴漢事件は殺人事件のアリバイ作りのためにでっち上げられたもので、いじめで自殺した生徒を守れなかった法をあざ笑うためのものだったということですね。いじめの犯人に対する復讐を桑名が勧めていて、厚労省の偉い人もいじめ犯人に対する復讐殺人に関与していました。公安は厚労省の偉い人の弱みをにぎって、年金をいいように使うために、公安の手下であるRKを使って桑名を探していたというストーリーでしたね。また、半グレ組織RKは、公安の潜入捜査官である相馬により立ち上げられ、東城会亡き後の裏社会をまとめることで、公安が裏社会を管理していたという話でした。

テーマはいくつかある気がしますが、一番のテーマはいじめをどう裁くのか、法で裁けない犯罪をどう裁くのかということだったと思います。いじめで人を死に追いやった人間がなんの裁きも受けずに生きていることはおかしいと思いますが、だからといって殺すのはやりすぎなような気がしますし、とても考えさせられる話でしたね。学校という閉じた空間の中だと法が機能しないことが問題なのかなと思っていて、学校が世間体を気にして隠したりとか、そもそも未成年は逮捕されないとか色々と問題はありますよね。また、いじめる人間のほうが人として問題があるのは間違いないので、いじめを特定して犯人を更生させるためのシステム作りが必要じゃないかなと思います。いじめられた側が逃げ続けるような今の社会はやっぱりおかしいですよね。いじめがあったときにしっかりとしたしがらみのない第三者組織が介入、調査して、犯人を特定、隔離、更生させるシステムがあって欲しいなと思います。

 

・ユースドラマ感想

ユースドラマはいろんなコミュニティに潜入して問題解決していく流れでしたが、個人的にはロボ部が一番好きでした。技術が悪用されると犯罪に使われてしまうところとか示唆に富んでいたと思いますし、チームとしてまとまるために部長がどうあるべきかみたいなのも描かれていて良かったです。

ミニゲームが多い形でしたけど、暴走族のゲームが尋常じゃなくダルかったですね。カメラアングルがかなり悪くて、障害を避けにくいのと、最後の敵が強くてなかなか勝てなくて難易度下げました。難易度はいいとしてカメラアングルはなんとかしてくれよと思いましたね。視認性悪いゲームはやっててイライラします。

各コミュニティを攻略するごとに、プロフェッサーの正体はだんだん分かってくるんですけど、最初は予想できない人物で驚きました。最終的には、新京浜同盟をこれまでの活動でできた仲間とともに追い詰める展開はベタですが、良かったと思います。

 

キムタクシリーズはシナリオがかなり本格的でとても好きなのでシリーズ化して続けていってほしいですね。