fgo2部3章やり終わったので、簡単に感想を書いておきます。虚淵さんが脚本ということで、注目を集めましたが、そんなに虚淵テイストな絶望感はなく、普通に上手くまとまっていて面白かったです。fgoのシナリオって捻り過ぎててよくわからんってなることもあるのですが、今回はわかりやすくさらっと読める感じがしました。裏を返せば、そこまですごい盛り上がるようなシナリオではなかったですかね。以下もう少し詳しく書くのでネタバレ注意。
・ざっくりシナリオ
備忘録的な意味で、シナリオまとめときます。うろ覚えなので、間違ってるかも。
・3章序章
彷徨海到着。シオンと英霊キャプテンに出会う。キャプテンにシャドウボーダーを直してもらい、彷徨海を拠点とすることになる。
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コヤンスカヤの仕掛けた毒入りケーキで暗殺されそうになるも、所長とぐだお二人で食べたことで命を取り止める。
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哪吒を召喚し、二人の解毒のために、中国の異聞帯に行くことに。
・3章本編
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魔獣と巨人を退治しに巣穴へ行く
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始皇帝サイドにシャドウボーダーを検査させる。
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村人に知識を与えたことに始皇帝が切れる。シャドウボーダーを奪われる。
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衛星爆撃をスパさんが阻止。スパさん離脱。
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シャドウボーダー回収。コヤンスカヤと合流。芥ヒナコが虞美人に進化。所長を解毒。咸陽を目指す。
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無人戦車的なやつを倒しつつ咸陽に到着。
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秦良玉、韓信、衛士長を倒す
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荊軻、ウイルスで暗殺しようとするも失敗。
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扶桑樹を守る項羽と虞美人と戦う
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始皇帝とバトル
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空想樹倒す
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次回はインドらしい。
・サーヴァントについて
今回はこのサーヴァントが熱いみたいなのはそんなになかったですが、印象に残ってるのはスパルタクスですかね。cmで空飛んでるシーンはあそこだったのねってなりました。死を賭して守るみたいな展開ってfgoではありがちでめっちゃくちゃ見てきましたけど、やっぱり盛り上がりますよね。
モードレッド結構好きだったので、あんまり活躍しなかったのは残念でした。今回のモードレッドは主役というより助っ人キャラって感じだった気がします。
敵キャラでは項羽と虞美人が焦点でしたが、これは今回のテーマになってるので次に書きます。
・今回のテーマ
3章のタイトルが、紅の月下美人ということで、これは虞美人のことを指してますね。今回の裏設定については、クリプターである芥ヒナコが吸血鬼である虞美人であったという設定で、項羽は機械で作られた存在だったという設定でした。この二人の人外としての絆が割とテーマになってたと思います。最後まで虞美人のために戦おうとする項羽はかっこよかったですね。山ちゃんが声優なだけあって、強くもありキャラとしての格好良さもありました。
そして、もう一つのテーマが中国異聞帯の世界観だったと思います。完全に戦いのない平和な世界なのですが、人々には知識が与えられる環境になく、本当の意味で自由がないという汎人類史からすると歪な世界でした。これまでの世界よりは、個人的に否定しやすい世界だったような気がします。ゲルダやパツシィのようなキャラクターがいなかったので、そこまで世界への肩入れがなかったというのもありますが。。でも、確かにその異聞帯はまごうことなき平和であり、その状態を信じる者にとっては正義になるというのも理解できるので、それを否定していかなきゃいけない2部のシナリオはしんどいよなあって思います。
3章は割とあっさりなイメージでしたが、しっかりと楽しめました。次はクリスマスイベントですかね。今年は誰がサンタになるのか、楽しみです。