頭の中のふきだまり

考えたこと感じたことを綴るブログ

ラノベ「ようこそ実力至上主義の教室へ」について

私が今唯一、一巻からちゃんと読んでるラノベ、「ようこそ実力至上主義の教室へ」(よう実)について、書いてみたいと思います。最近9巻が発売されて読んだんですが、3ヶ月ぶりくらいに読むとやっぱり面白いですね。9巻から感想を書くのはなんかアレなので、全体的な感想というか紹介記事を書きます。

 

作者について

作者については、著者が衣笠彰梧、イラストがトモセシュンサクのコンビです。暁の護衛やレミニセンスなどエロゲー界隈で名を馳せたコンビですね。

衣笠さんの文章は読者を引き込むような話の展開がうまく、読むのをやめられない感じがします。日常パートが面白く、特に暁の護衛は下ネタがめちゃくちゃ面白かった記憶があります。ラノベだとそういう部分はあんまり出てこなく、残念ですね。衣笠作品は大体の物語の設定が、主人公が力を隠してる系で、厨二心をくすぐりまくる設定ですね。主人公は武力智力共に最強みたいな感じです。

一方で、衣笠作品の大きな欠点は物語の畳み方が雑すぎるところですね。暁の護衛も何回か続編をだして、最終的には打ち切りのような感じで終わった気がします。あのワクワク感からのガッカリ感は忘れられないすね。よう実もそんな感じで終わらないでほしいです。

イラストのトモセシュンサクはどのキャラも可愛い感じになりますね。個人的にはトモセさんのキャラデザがすごい好きで、絵からキャラの魅力が出てきて、作品の人気に繋がってるような気がします。

 

シナリオについて

シナリオは公式のコピペが以下の通り。

 

希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという全国屈指の名門校・高度育成高等学校。

最新設備の使用はもちろん、毎月10万円の金銭に値するポイントが支給され、髪型や私物の持ち込みも自由。

まさに楽園のような学校。

だがその正体は優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校だった。

ある理由から入試で手を抜いた結果、主人公・綾小路清隆は、不良品が集まる場所と揶揄される最底辺のDクラスに配属されてしまう。

同じクラスで成績は優秀だが性格に超難ありの美少女・堀北鈴音、気遣いと優しさでできた天使のような少女・櫛田桔梗らと出会うことで清隆の状況も変化していって……。

大人気クリエイターコンビが贈る、新たな学園黙示録!? 

 

 実力がすべての学校において、ポイントの奪い合いをしたり、ポイントが得られる試験で競い合ったりしながら、上のクラスを目指すって言った内容です。バトル要素よりも騙し合いみたいな要素が強いですね。

1巻では主人公の実力が隠されていて、3巻くらいまであんまり主人公の実力が出てこないです。4巻以降くらいで主人公の暗躍が際立ってきて面白くなってきますね。

キャラに関しては、トモセの絵のおかげで女キャラはみんなかわいく見えます。ラノベらしく、主人公に想いを寄せるキャラは多いので、恋愛要素も楽しめます。最初はほぼ出てこないキャラが今はヒロイン第一候補になってるので、その点は他の作品ではあんまりないとこですね。

 

あんまり深く踏み込まず、ネタバレしない感じで紹介っぽくしてみました。結果、内容の浅い記事になった気がする。厨二的なのが好きだったり、実力を隠す系が好きな人にはおすすめです。

ちなみにアニメ化もされてますが、かなり微妙な出来です。面白くなってくる前までのアニメ化なので仕方ないところもありますが。。あの感じだと二期も期待できなそうでしたね。